
プログラミングにおいて「データ構造」は、情報を効率よく整理・操作するための基本中の基本です。
PHPでは主に「配列(array)」を使って、複数の値を一つの変数で扱うことができます。
この章では、配列の使い方を基礎から応用まで体系的に学んでいきます。
配列の宣言や取り出し、追加・削除、並び替えといった基本操作はもちろん、キーが文字列の連想配列、多次元配列、ループ処理との組み合わせ、調査関数の活用など、多彩な機能を活用できるようになります。
また実践的な演習問題も用意していますので、学習した内容をその場で試しながら理解を深めていきましょう。
PHP配列の基本操作と活用テクニックを体系的に解説
Lesson4-1. 配列の基本を理解しよう
配列の宣言方法、値の取り出し方、値の上書き、末尾への要素追加など、最も基本的な配列操作を一から学びます。

Lesson4-2. キーが文字列の配列を理解しよう
数値ではなく、文字列をキーとして扱う「連想配列」の使い方を解説します。
データベースのように名前付きで情報を管理する際に便利です。

Lesson4-3. 配列の要素を追加・削除しよう
array_push()
やunset()
などを使った要素の追加・削除、array_splice()
による部分的な修正や置換、削除方法について学びます。

Lesson4-4. 配列を調査しよう
配列の要素数を取得したり、最大値・最小値、合計、特定の値の有無やその位置を調べる方法を実例で解説します。

Lesson4-5. 配列を操作しよう
ループ処理と配列の組み合わせ、foreach
による要素の一括処理、array_map()
やarray_filter()
を使った加工やフィルタリングの技術を学びます。

Lesson4-6. 配列を並び替えよう
sort()
やrsort()
などを用いて、昇順・降順・逆順・ランダムなど様々な並び替えを実現する方法を紹介します。

Lesson4-7. 配列の多次元化を理解しよう
複数の配列を入れ子にして扱う「多次元配列」の構文と使い方、具体的な活用例を通じて実務に役立つスキルを身につけます。

確認問題:簡単なゲームを作ろう
学んだ配列の知識を活かし、簡単なゲームを作成して実践的にスキルを定着させましょう。



PHPデータ構造編のまとめ
この章ではPHPの代表的なデータ構造である配列について、基礎から応用まで幅広く学びました。
単純な数値の配列から始まり、連想配列、多次元配列、調査や加工、並び替えといった実用的なテクニックまでを身につけたことで、PHPで扱えるデータの幅が一気に広がったはずです。
データ構造をしっかりと理解することで、複雑な情報処理や柔軟なプログラム設計が可能になります。
次の章では、いよいよオブジェクト指向の基礎である「クラス」について学び、さらに一段階レベルアップした開発力を身につけていきましょう。