MENU

【PHP】Lesson2-8:エラーメッセージの種類と対処法を身につけよう

tggaa478@yahoo.co.jp

プログラムの開発中、エラーメッセージは避けて通れません。

PHPに限らず、エラーはコードの不具合を指摘し、問題の修正に役立つ重要な情報を提供します。

本記事ではPHPのエラーメッセージについて、その種類と活用方法を解説します。

Lesson1:基礎文法編
Lesson2:制御構造編

 ・Lesson2-1:比較演算子と論理演算子
 ・Lesson2-2:if文による分岐処理を理解しよう
 ・Lesson2-3:条件演算子を使いこなそう
 ・Lesson2-4:switch文による分岐処理を理解しよう
 ・Lesson2-5:for文による繰り返し処理を理解しよう
 ・Lesson2-6:while文による繰り返し処理を理解しよう
 ・Lesson2-7:繰り返しを制御しよう
 ・Lesson2-8:エラーメッセージを読めるようになろう ◁今回はココ
 ・Lesson2-9:例外処理を理解しよう
 ・確認問題2-1:ハイアンドロー ゲームを作ろう
 ・確認問題2-2:数字当てゲームを作ろう
 ・確認問題2-3:シンプルなじゃんけんゲームを作ろう
Lesson3:関数編
Lesson4:データ構造編
Lesson5:クラス

<<前のページ

学習記事一覧

次のページ>>

エラーメッセージとは何か?|意味と役割を理解しよう

エラーメッセージはプログラムが正常に動作しない場合に表示される通知です。

これには構文ミスや実行時エラー、軽微な警告など、さまざまな状況で発生するメッセージが含まれます。

初心者にとっては恐れられる存在ですが、エラーメッセージを理解し活用すれば、効率的にバグを修正できます。

PHPのエラー種類を解説|4つの分類と特徴

PHPのエラーメッセージは、大きく以下の4種類に分類されます:

  1. Parse Error(構文エラー)
    • コードの文法ミスにより、PHPがスクリプトを解析できない場合に発生します。
  2. Fatal Error(致命的エラー)
    • 実行時に修正不能な問題が発生した場合に表示されます。例えば、存在しない関数を呼び出した場合など。
  3. Warning(警告)
    • スクリプトの実行には影響しないが、注意が必要な問題がある場合に発生します。
  4. Notice(注意)
    • 軽微な問題であり、スクリプトの動作に支障はないが改善が推奨される場合に表示されます。

よくあるエラーメッセージの具体例と解決法

以下に、代表的なエラーメッセージの例とその解説を示します。

1. Parse Error(構文エラー)

<?php
echo "Hello World" // セミコロンが欠落している

ラーメッセージ例:
Parse error: syntax error, unexpected end of file in /path/to/script.php on line 3
解決策: セミコロンを追加し、echo "Hello World";と修正します。

2. Fatal Error(致命的エラー)

<?php
nonExistentFunction(); // 存在しない関数を呼び出し

エラーメッセージ例:
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function nonExistentFunction() in /path/to/script.php on line 2
解決策: 存在しない関数を呼び出しているため、関数名を確認するか適切な定義を追加します。

3. Warning(警告)

<?php
include("nonexistentfile.php"); // 存在しないファイルの読み込み

エラーメッセージ例:
Warning: include(nonexistentfile.php): failed to open stream: No such file or directory in /path/to/script.php on line 2
解決策: ファイル名を確認し、正しいパスを指定します。

4. Notice(注意)

<?php
echo $undefinedVariable; // 未定義の変数を使用

エラーメッセージ例:
Notice: Undefined variable: undefinedVariable in /path/to/script.php on line 2
解決策: 使用する変数を事前に定義します。

PHPエラー調査に便利なツールと設定方法

PHPではエラーの詳細を調査するために以下のツールが役立ちます。

  1. エラーレポートの設定
    • error_reporting(E_ALL); を使用することで、すべてのエラーを表示できます。
  2. ログファイルの活用
    • ini_set('log_errors', 1);error_log('error.log'); を設定すると、エラーメッセージをファイルに記録できます。
  3. デバッグツール
    • Xdebugなどの拡張を利用すれば、より詳細なデバッグ情報を確認可能です。

これらを活用することで、エラーの根本原因を効率的に特定できます。

エラーメッセージの理解を深めてバグ対応力を強化しよう

PHPのエラーメッセージは、プログラムの問題を素早く発見し修正するための重要な手段です。

初心者はエラーメッセージを恐れず、その内容をしっかり読み解き、修正に役立てましょう。

またエラーを調査するツールも活用することで、デバッグがさらに効率的になります。

もっと分かりやすい学習サイトにするために

この記事を読んで「ここが分かりにくかった」「ここが難しかった」等の意見を募集しています。

世界一わかりやすいPHP学習サイトにするため、ぜひ 問い合わせフォーム からご意見下さい。

<<前のページ

学習記事一覧

次のページ>>

記事URLをコピーしました